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アステリアのAI搭載IoT統合エッジウェア「Gravio 4」、AIカメラによるマスク着用判定機能などを追加

 アステリア株式会社は、AI搭載IoT統合エッジウェア「Gravio」の新版として、AIカメラによるマスク着用判定機能などを追加した「同 4」を、2021年1月7日から提供開始すると発表した。

 Gravioは、汎用的なカメラや各種センサーなど、多様な入力デバイスとの連携を容易に実現できる、エッジコンピューティング型のIoT統合ソフトウェア。直感的な画面設計によってノーコードで操作ができ、AI画像推論を活用した人物検知にも利用できるという。

 今回のGravio 4では、AIカメラを使ったマスク着用有無の判定機能を新たに搭載した。被写体がマスクを着用しているかを判定できるが、カメラの画像情報はGravio独自のエッジコンピューティングで処理されるため、クラウド上への画像転送は不要で、被写体のプライバシーにも配慮されているとのこと。

AIカメラによるマスク着用判定機能

 また、レーザー型高精度距離センサー「LiDAR(ライダー)」を用いた距離計測センサー、文字情報などの表示に適したドット型LEDによる電光掲示板「Gravio LEDマトリックス」など、Gravioオリジナルデバイスのラインアップも追加された。LiDAR技術を用いた距離計測センサー「Gravioディスタンスセンサー」は、物品の数量の捕捉に適していることから、在庫管理を自動化(無人化)する現場での活用にも対応する。

 一方のGravio LEDマトリックスでは、Gravioでの設定により、AIカメラやセンサーからの情報を受けて任意の文字情報を表示でき、例えば、AIカメラから「マスク未着用」という情報を受けて、マスク着用の注意を喚起する情報を表示することが可能。複数のセンサーからの情報をGravioが統合し、その状況下で必要な情報を、エッジ処理で瞬時に告知・伝達できるとしている。