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アステリア、AI搭載IoT統合エッジウェアの最新版「Gravio」を提供

 アステリア株式会社は25日、AI搭載のIoTエッジコンピューティング用ミドルウェア「Gravio」の最新版を提供開始した。

 Gravioは、センサーやカメラからのデータ収集やサービスへの接続をノーコードで実現する、AI搭載IoT統合エッジウェア。最近ではGravioのCO2センサーやAIカメラ機能を活用した三密回避ソリューションなど、さまざまなエッジ環境で利用されている。

 最新版では、利用用途の拡大と稼働環境の多様化に対応する機能として、ユーザーが作成した独自のAI推論モデルをノーコードで実装するユーザーAI機能や、ニーズの多い社外センサーへの接続対応を行った。また、デバイスでは、稼働環境の多様化に対応した新Hub「Gravio Hub 2」を追加した。

指の向きをAI判定し、外部サービスにノーコードで連携する例
Gravio Hub 2

 Gravioの料金プラン(税込)は、貸出センサーなしで無料で利用できる「Free」、無償貸出センサー4個が付属する月額500円の「Basic」、無償貸出センサー20個・Gravio Hub 1台が付属する月額2万2000円の「Standard」など。

 アステリアでは、最新版Gravioの提供を通じて、より一層の顧客開拓を進めると説明。Gravioは現在までに約1000ユーザーを獲得しているが、2022年度末にはその倍となるトータル2000ユーザーへの導入に拡大することを目標にするとしている。