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ServiceNow Japan、ニューノーマル時代のワークプレイス整備を支援するアプリケーションを提供

 ServiceNow Japan合同会社は3日、従業員向けサービスを一元管理し、部門横断のワークフローを構築できるアプリケーション「Employee Workflows」の新製品として、従業員視点での、ニューノーマル時代に適した環境が整備されたワークプレースの構築を支援する「Workplace Service Delivery」を提供開始したと発表した。

 Employee Workflowsは、人事や総務、情報システムなどの従業員向けサービスを単一のプラットフォーム上で管理し、部門横断型のデジタルワークフローを提供することで、従業員体験の向上を支援するサービス。今回提供開始されるWorkplace Service Deliveryは、この新ラインアップで、従業員がオフィスへ職場復帰をした際に必要なデスク、会議室、コラボレーションスペースなどのワークスペースを、どこからでも予約可能な単一ソリューションを提供する。

 これにより従業員は、会議室の構成、ケータリング、AVサポートなどの利用を簡単にリクエストできるようになるほか、経費やファシリティなどのサービスレベルを最適化するために必要な分析および利用データを、オフィス、施設や職場全般の管理担当者に提供できるとした。

 具体的には、従業員が、セルフサービスのインターフェイスから物理的なワークスペースを予約できる「Workplace Reservation Management」や、オフィスへの来訪者を容易に登録するとともに、予定されている来訪者向けのタスクや来訪者とのコミュニケーションプロセスを自動化する「Workplace Visitor Management」、デジタルワークプレースを計画し、最適化するために必要なツールと可視性を、施設や職場全般の管理担当者に提供する「Workplace Space Management」など、複数のツールが提供される。

 ServiceNow Japanによれば、これらを利用することで、従業員の安心・安全を担保した職場復帰戦略を計画している企業は、オフィス施設利用後に清掃タスクを自動的に割り当てたり、ワークスペースを予約する際にソーシャルディスタンスを確保したり、といったことが可能になるとのこと。

 さらに、ServiceNow Safe Workplace SuiteやHR Service Deliveryといった別のツールと組み合わせることによって、従業員の健康状況の把握、接触者の追跡、マスク等の衛生・防護用品の在庫管理、出張の安全性確保、ならびに従業員別キャンペーン(施策)などの機能を利用できるため、より完全な職場復帰ソリューションを構築できるとしている。