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ServiceNow Japan、ハイブリッドワークワークプレイスの実現に向けた「ServiceNow Indoor Mapping」を国内提供

 ServiceNow Japan合同会社は6日、ハイブリッドワークプレイスの実現に向け、Wayfinding technology(道案内技術)を搭載した「ServiceNow Indoor Mapping」を国内で提供開始すると発表した。

 ServiceNow Indoor Mappingは、ServiceNowが2021年8月に買収した、屋内マッピングソリューションを提供する仏MapwizeのテクノロジーをNow Platformに統合し、ServiceNowのワークプレイスソリューションを強化する製品。

 ServiceNow Indoor Mappingの機能として最初に提供する「Workplace Indoor Mapping」は、Workplace Service Deliveryに組み込まれたアプリケーションで、ワークスペースの予約や、職場内の移動経路表示を簡単に行うことが可能になる。

ServiceNow Indoor Mappingでワークプレイス内の利用可能なスペースを検索
ServiceNow Indoor Mappingによるモバイルデバイスでの移動経路表示

 Workplace Indoor Mappingは、複数のオフィスにまたがる案内図にも対応し、従業員は各事業所内のビルからビルへと簡単かつ効率的に移動でき、業務の中断を最小限に抑えながら、価値を創出する本来の業務に集中することができるとしている。

 また、フロアプランを常に最新に保ち、それを正確に把握するため、Workplace Indoor Mappingでは、職場管理者が機能的で正確かつ分かりやすいフロアプランを設計・更新できるIndoor Mapping Studioを有している。

 屋内空間以外に、レストランや駅、庁舎などの施設確認や、空間設計要素を成す樹木、企業ロゴなどの管理もできる周辺環境管理を搭載。企業のブランドやアイデンティティに合わせてパーソナライズされた地図を作製できる。地図作製プロセスをほぼ自動化し、タスクを効率化することで、モニタリングや管理を不要にする。

 ServiceNowでは、多くの企業がハイブリッドワークを推進する中で、企業は従業員がどこで働いていても、従業員をサポートする必要があることを理解していると説明。Workplace Indoor MappingやWorkplace Service Deliveryの機能強化により、従業員は働く場所を選ばず、効率的に仕事をこなせるようになるとしている。

 さらに、必要に応じてワークプレイスに出向く際には、煩雑な手続きや作業を軽減し、予約した会議室に特定の参加者や訪問者を招待することや、ケータリングや備品などのサービスを追加すること、作業場所の「お気に入り」登録や、ブックマークが可能になる。また、ZoomやTeamsと同時に対面での参加にも対応できる会議室などを予約して、ハイブリッドミーティングの予定を作成することで、それぞれのワークプレイスから従業員の参加を促すことができる。

 ServiceNowでは、Workplace Service Deliveryを活用することで、ワークプレイス体験を向上し、従業員が最善の場所と時間で会議ができるようにするなど、多くのメリットを享受できると説明。例えばUberでは、ServiceNow Workplace Service DeliveryとSafe Workplaceソリューションを使用して、セルフサービスのワークスペース予約、モバイルヘルスチェックなどを行うことで、オフィスに戻る従業員のシームレスな移行を実現するとともに、従業員が安全でサポートされていると感じられるようになったとしている。

 ServiceNowは引き続き、将来に向けて変化し続けるワークプレイスの再構築を行う企業を支援するため、優れた従業員体験の実現に必要なソリューションを迅速に提供していくとしている。