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KDDI、法人向け広域ネットワークサービス「KDDI WVS 2」強化、低コストでSLA対象を拡大した新プランを提供

 KDDI株式会社は26日、法人向けの広域ネットワークサービス「KDDI Wide Area Virtual Switch(WVS) 2」に、イーサネットライト方式を追加すると発表した。

 「KDDI WVS 2」は、SDN技術をイントラネットに適用し、ネットワーク上でさまざまな付加価値を実現できるサービス。既存メニューとして、利用企業が占有するアクセス回線帯域を確保した「イーサネット方式II」(SLA対象)と、帯域を他者と共有するベストエフォート型を採用し、コストを抑えた「ブロードバンドアクセス方式」(一部のみSLA対象)を提供している。

 今回発表されたイーサネットライト方式は、KDDI WVS 2ネットワークから利用企業の宅内までを最大1Gbps(ベストエフォート)のKDDI回線で提供するとともに、SLA対象をイーサネット方式IIと同等の項目とした新メニュー。KDDI WVS 2ネットワーク内のみをSLA対象としていたブロードバンドアクセス方式と異なり、利用企業の宅内までをSLA対象とするため、より安心して利用できるという。

 なお、イーサネット回線障害時に備え、au 4G LTE網接続への自動切り替えを可能とするワイヤレスバックアップ機能を標準搭載。ブロードバンドアクセス方式では別途オプション加入が必要な24時間365日の保守についても標準で対応する。

 価格は月額3万5000円(税別)で、別途、初期費用が必要となる。