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KDDI、法人向け広域ネットワークサービスにトラフィック対策とクラウドアクセスの機能拡充など3メニューを追加

 KDDI株式会社は1日、法人向け広域ネットワークサービス「KDDI Wide Area Virtual Switch(以下、KDDI WVS)」「KDDI Wide Area Virtual Switch 2(以下、KDDI WVS 2)」について、トラフィック対策およびクラウドアクセスを向上する「インターネットブレイクアウトTYPE2」「マルチクラウドゲートウェイ」「Prisma Access for Clean pipe広帯域メニュー」の3メニューを追加した。

追加メニューのイメージ(Zoom・Cisco umbrellaは2022年3月追加予定)

 インターネットブレイクアウトTYPE2は、店舗や小規模拠点からクラウドサービスなどへの接続について、直接接続を可能にするインターネットブレイクアウトを実現するサービス。KDDI WVS、KDDI WVS 2の回線オプションとしての申し込みだけで、現在のネットワーク構成変更を行わずに、簡単にインターネットブレイクアウトを導入できる。

 KDDI WVS、KDDI WVS 2のルータレス機能や、セキュアインターネットゲートウェイ「Cisco Umbrella」を併用することで、宅内に必要な設備を最小限に抑え、故障ポイントの切り分けや運用負荷を削減したシンプルな構成を実現可能とする。新規のオフィス開設や移転などにも柔軟に対応でき、快適でセキュアなオフィス環境を構築する。

 マルチクラウドゲートウェイは、KDDI WVSおよびKDDI WVS 2から、さまざまなパブリッククラウドへの閉域接続を提供するサービス。接続先クラウドの追加・削除や、契約帯域・利用帯域の変更は、ユーザー自身がカスタマーコントローラーによるオンデマンドの操作で手続きできる。

 契約帯域以内に収まるように設定する接続先クラウドごとの利用帯域も、通信量に応じて契約帯域・利用帯域ともに拡張・縮小にも柔軟に対応でき、最適なクラウド利用環境を構築できる。

 Prisma Access for Clean pipe広帯域メニューについては、オンライン会議接続や動画のような大容量データの送受信など、広帯域なインターネットを必要とする顧客に、「2G」「5G」「10G」の高速・広帯域インターネットアクセスの提供を追加。すでに提供している「100M」「200M」「300M」「500M」「1G」に加え、メニューを拡大する。また、総合的なセキュリティ管理ができるUTMにより、SSL復号機能を契約帯域まで提供する。