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FRONTEO、メールとチャットに対応したAI監査ソリューション「KIBIT Communication Meter」

 株式会社FRONTEOは19日、チャットなどのオンラインテキストコミュニケーションに対応した監査ソリューション「KIBIT Communication Meter」を提供開始したと発表した。

 FRONTEOでは2014年よりメール監査システム「Email Auditor」を提供してきたが、さまざまなオンラインコミュニケーションツールの利用が拡大していることを受け、複数のチャットツールへの対応を行ってきた。今回はさらに、利用企業からのニーズの高まりを受け、チャットツールへのカスタマイズを正式サービスに追加し、新たに「KIBIT Communication Meter」として提供を開始するとのこと。

 同ツールには、FRONTEOが開発した自然言語処理AIエンジン「KIBIT」が搭載されており、異なる表現でも類似性や文脈をとらえて文章の特徴量を抽出できるため、大量のキーワード設定による抽出過多や、表記ゆれによる抽出もれなどを解消し、高い精度でメッセージの抽出を行えるという。

 また、送受信日時や送受信者名、件名だけでなく、本文や添付ファイル(テキスト抽出可能なものに限る)をKIBITが解析し、大量のメッセージの中から調査が必要なものを絞り込めるので、監査担当の業務を削減し、効率的な監査体制が構築可能になるとアピールしている。

 なお、抽出したいメールやチャットのサンプルデータが用意できない場合や、対象事案の専門知識のないユーザーでも、専門家の知見を集めたナレッジベース(あらかじめ学習させたデータ)を活用することによって、情報抽出をすぐに開始できるとのことだ。