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住友電工情報システム、AIによる文書クラスタリングに対応した全文検索ソフト「QuickSolution 11.3」

 住友電工情報システム株式会社は、全文検索・情報活用システム「QuickSolution」の新版として、AIによる文書クラスタリング機能を搭載した「同 Ver.11.3」を提供すると発表した。販売開始は2月25日を予定している。

 QuickSolutionは、数百TB規模まで対応可能な企業内検索ソフトウェア。ファイルサーバーに格納されたOfficeファイルやPDFファイルのみならず、Webサイト、データベース、グループウェア、文書管理システム、Office 365やBoxなど、社内外に点在する情報を横断的に全文検索できるという。

 今回の新版では、文書クラスタリング機能を利用できる新たな「文書分類オプション」を提供する。同機能では、AI技術の一つである機械学習(教師なし学習)によるテキストクラスタリングを応用しており、与えられた雑多な文書を、その特徴に基づき自動的に分類することが可能になるとのこと。

 こうして得られた分類結果は、共有タグとして今後の検索に活用できるほか、クリックだけで目的の文書にたどり着けるClick Naviの検索カテゴリとしても利用でき、ユーザーは探したい情報をすばやく見つけられるよう支援するとした。

 これにより例えば、コールセンターにおいて、蓄積される問い合わせデータを文書クラスタリング機能で自動的に整理・分類して共有タグを付与することにより、知識や経験の浅いオペレータであっても、Click Naviを利用して容易に目的の情報にたどり着けるようになるとのことだ。