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統合型ERP「GRANDIT Ver.3.1」を7月より提供、周辺システムとの連携を強化

画面項目追加の自由度向上などの改善も

 GRANDIT株式会社は、ERPソリューション「GRANDIT」の新版として、「同 Ver.3.1」を7月より提供する。API機能の追加による周辺システムとの連携強化などを行ったという。

 GRANDITは、コンソーシアム方式により、さまざまなSI企業のノウハウを集大成して製品化された統合型ERP。オンプレミス向けのライセンスに加えて、2019年2月からはサブスクリプション型ライセンスを提供し、従業員数の変動などに応じてライセンス利用料の見直しを行えるようにしてきた。

 今回の新版では、「GRANDIT API」機能を標準提供し、SFAをはじめとする営業支援システムとの相互連携を実現した。SFAなどで登録された商談データが、GRANDITで管理する販売、会計、人事給与といったERPデータと相互連携されるようになるため、二重入力を行わずにSFA+ERP領域を統合管理可能になるという。なお、GRANDIT API機能を用いた連携サービスは順次拡充していく予定。

GRANDIT API連携イメージ

 また、画面項目追加の自由度を向上させた。管理項目は業種・業態でさまざま異なるが、パラメータ設定により自由に項目を追加し、伝票入力画面、各種帳票に反映することが可能になっている。この機能により、従来はアドオンやカスタマイズにより対応してきた企業固有の要件について、ノンカスタマイズで対応可能になるとのことだ。

 さらも、取引先マスタや商品マスタの管理コードけた数を大幅に拡張しており、取引先件数や商品件数が多い企業、今後マスタ件数の増加が見込まれる企業でも、テーブル拡張を行わず、中長期的な利用を行えるとしている。