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GRANDIT、Web ERPとSalesforceをAPI連携させる「GRANDIT for Salesforce」を提供

 GRANDIT株式会社は17日、Web ERP「GRANDIT Ver.3.1」のオプションサービスとして、同製品とSalesforceをAPI連携させる新機能「GRANDIT for Salesforce」を発表した。セールスフォース・ドットコムが提供するビジネスアプリのマーケットプレイス「AppExchange」上にて提供開始される。

 GRANDITは、コンソーシアム方式で開発されているWeb ERP製品。最新のGRANDIT Ver.3シリーズでは、オンプレミス向けのライセンス提供に加え、クラウドERPとしてサブスクリプション型のサービスを提供している。

 今回発表されたGRANDIT for Salesforceは、Salesforceで登録された営業活動データと、GRANDITで登録された基幹業務データの相互連携を可能にするオプションサービス。商談から販売、会計までの業務領域において、ERPとCRMにおける二重入力の手間をなくし、統合的に管理できるようにする。

 具体的には、GRANDITに登録されたマスタ情報(取引先、商品、価格表など)は、Salesforceのマスタ情報に連携されるようになるため、Salesforceで日々入力する営業活動、契約情報は、GRANDITで登録されたマスタ情報を参照しながら入力を行えるようになるとした。

 また、Salesforceに登録された成約済みの契約情報は、GRANDITの受注データとして自動連携される。これにより、人手を介さず基幹業務システムの受注データとして更新されるようになるので、担当者の入力間違いを未然に防止するとともに、内部統制の強化が図れるとのこと。

 さらに、GRANDITで登録された出荷情報、売上情報をもとに、Salesforceの案件ステータスが更新され、Salesforce側で受注案件の進捗状況の確認が行えるようになる。

 なお、GRANDIT for Salesforceは、2020年7月にリリースされたGRANDIT Ver.3.1のAPI機能を基に開発されているとのことだ。