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シュナイダーエレクトリック、クラウドベースのITインフラ運用管理ソリューション「EcoStruxure IT Advisor」を提供

最適な機器配置やヒューマンエラーの削減を支援

 シュナイダーエレクトリックは15日、クラウドベースのITインフラ運用管理ソリューション「EcoStruxure IT Advisor」を、7月20日より国内で販売開始すると発表した。クラウドベースのサブスクリプションモデルに加え、オンプレミス環境用にソフトウェアライセンス形態でも提供される。

 「EcoStruxure IT Advisor」は、データセンターのIT資産管理、電力や冷却能力、UPSのバックアップ時間といったキャパシティ分析による最適な機器配置場所の選定や、機器のチェンジマネジメントを支援可能なITインフラ運用管理ソリューション。企業内のデータセンターや中堅のデータセンター事業者といった、限られた人的リソースで多くのIT機器を管理しなければならない場合や、IT資産の管理をスプレッドシートなどの台帳で管理している場合に有効という。

 具体的には、2D/3Dビューによる直感的なインターフェイスによってフロア、ケージ、ラックを表示し、IT資産がどこでどのように配置・接続されているかを一元管理できる。また、キャパシティ管理機能によって最適な機器配置を支援でき、不要なキャパシティ、設備、コストを削減できるのみならず、IT機器の導入・移設時の設置場所の最適なアドバイスを提示するとした。

 また、IT機器の増設や移動、廃止の際に、シミュレーションによってビジネスインパクトを最小化する手順のアドバイスや、人的エラーを防止するワークフローを提供可能。不注意によるシステムダウンのリスクを軽減するとしている。

 さらに、テナントごとのフロア、ケージ、ラック、またはサーバーレベルでIT資産をマッピングし稼働状況をレポートする機能も備えているとのこと。