ニュース

シュナイダーエレクトリック、ITインフラ管理「EcoStruxure IT Expert」にリモート電源管理のデバイスコントロール機能を追加

 シュナイダーエレクトリックは12日、クラウドベースのITインフラ設備管理ソリューション「EcoStruxure IT Expert」に、リモートでラックマウントPDUの電源管理を可能にするデバイスコントロール機能を追加したと発表した。

 EcoStruxure IT Expertは、ITインフラ設備の稼働状況、温湿度などの環境情報、セキュリティ情報などのデータを収集し、クラウドベースで監視や管理を行うことを可能にした、ITインフラ設備管理ソリューション。クラウドに集約された情報を元に、遠隔地からでもITインフラの稼働状況をリアルタイムでモニタリングでき、常駐のIT管理者を十分に設置できないようなエッジ環境におけるITインフラのモニタリング用途などで利用されている。

 新たに追加となったデバイスコントロール機能により、遠隔地のIT管理者は、モニタリングを行うだけでなく、ラックマウントPDUの電源オン/オフを、現地に行かずに操作できるようになる。エラーなどの問題発生時に、遠隔操作からでも再起動を行うことができ、迅速な復旧やスピーディーな原因特定などに貢献する。

 また、サーバーやストレージなどの電源を、遠隔地からより柔軟にオン/オフできることで、休日や夜間などの稼働不要時に電源を落とすなど、より積極的な省エネ施策を実行できると説明。シュナイダーエレクトリックの試算では、土日などの休日に電源を落とすことで約29%の電力削減、さらに平日8時間のみの稼働に限定することで約76%の電力削減が可能としている。

構成例