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シュナイダーエレクトリック、サブスクリプションモデルのITインフラ設備管理ソリューション「EcoStruxure IT Expert」を提供

 シュナイダーエレクトリックは7日、クラウドベースのITインフラ設備管理ソリューション「EcoStruxure IT Expert」を12月1日に国内で販売を開始すると発表した。

 シュナイダーエレクトリックのIoTプラットフォーム「EcoStruxure」アーキテクチャーの一部である「EcoStruxure IT Expert」は、クラウド経由でITスペースのインフラ設備の稼働状況、温湿度など環境情報、セキュリティ情報などのデータを収集し、監視や管理を行うITインフラ設備管理ソリューション。

 これまで、シュナイダーエレクトリックでは、データセンター向けオンプレミスのDCIM(データセンターインフラ管理)として「StruxureWare」を提供してきたが、新たにクラウドベースでの運用管理サービスとしてEcoStruxure IT Expertを提供する。

 オンプレミス、クラウドとのハイブリット、分散環境など、あらゆるIT環境をリアルタイムで監視し一元管理でき、ネットワーク接続されたすべてのインフラ機器について、ベンダーを問わず状態を可視化する。

 常駐のIT管理者がいないオフィスや工場、店舗などの「エッジ」環境においてもIT設備がリアルタイムでリモートから監視できる。クラウドベースのため、アプリケーションのインストールが不要で簡単に利用が開始できる。サブスクリプションモデルでの提供のため、接続機器数単位での課金により、監視対象機器が少ない環境でもスモールスタートが可能となる。また、マルチテナント機能により、マネージドサービスなどを展開する事業者による運用監視にも対応する。

EcoStruxure IT Expert ダッシュボードイメージ

 さらに、EcoStruxure IT Expertによって収集されたデータをもとに、シュナイダーエレクトリックの専門家が24時間365日遠隔監視をし、保守契約に基づいた修理対応を行う「EcoStruxure Asset Advisor」も12月1日に国内で提供を開始する。

 EcoStruxure Asset Advisorは、シュナイダーエレクトリックの運用監視センター「Global Service Bureau」の専門家が、顧客に代わって24時間365日データセンター、サーバールーム、エッジなどのITスペースを遠隔監視する。機器の異常や不具合を検知した際には、プロアクティブにリモートで状態を確認し、シュナイダーエレクトリックの担当者が保守契約に基づいて修理交換を能動的に行う。利用者は専用のスマートフォンアプリを活用することで、機器の運転データおよびアラームをいつでもどこでも把握できる。

 EcoStruxure Asset Advisorでの修理交換は、シュナイダーエレクトリックの三相UPSと空調製品を対象とし、順次対象製品を拡大予定。