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横河レンタ・リースのWindows 10運用ソリューション「Unifier Cast」、在宅勤務時の適切なWindows Updateを支援

 横河レンタ・リース株式会社は11日、Windows 10運用ソリューション「Flex Work Place Unifier Cast」において、新版「同 v.5.8.4」を提供開始すると発表した。アプリケーション管理・統制用ソフトウェア「Flex Work Place AppSelf」との連携により、テレワーク環境における効率的なWindows Update運用を可能にしているという。

 Unifier Castは、企業におけるWindows 10のWindows Updateを効率的かつ確実に行えるように支援するソリューション。

 昨今では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って在宅勤務を採用する企業が増えているが、例えばノートPCを自宅に持ち帰って利用しており、企業の情報システム部門がWindows 10のPCのWindows Updateポリシーを制御しているといった場合、在宅勤務環境ではWindows Updateを必要なタイミングで実施できず、セキュリティ面でのリスクが増大しているといった課題があるという。

 この理由としては、各企業の統制上、クライアントPCを社内ネットワークに接続した際にだけWindows Updateを実行できるようにしていることや、テレワーク環境からVPN経由で大容量のWindows Updateを実行しようとすると、ネットワークの帯域がひっ迫し、システムダウンする可能性があることなどが挙げられているとのこと。

 そこで横河レンタ・リースは今回、Windows 10運用ソリューションのUnifier Cast v.5.8.4において、AppSelfとの連携機能を追加し、VPN接続を行うことなくインターネット経由でWindows Updateを実行できるようにした。

 これにより、VPNのネットワーク帯域を圧迫することなく、管理者が許可したアップデータのみをエンドユーザー自身がインターネット経由でダウンロードできる仕組みが提供されるため、在宅勤務中のPCに対してもWindows Updateを適切かつ容易に実施できるとしている。

 なお、これら一連の操作において、在宅勤務用のPCにシステム管理権限は必要なく、ユーザー権限のみで実行できるので、情報システム部門の工数削減やエンドユーザーの利便性の向上、セキュリティ確保も実現しているとのことだ。

 また今回は、Windows Update失敗時に、その原因を特定するインテリジェンス機能や、Office 2019のC2R形式のアップデート対応機能なども追加されている。