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アシスト、「Oracle Database@AWS」の導入支援サービスを提供 AWS・オラクル双方に関する知見を活用

 株式会社アシストは12日、Amazon Web Services(AWS)内にあるOracle Cloud Infrastructure(OCI)上にOracle AI Database環境を構築する「Oracle Database@AWS導入支援サービス」を提供開始したと発表した。

 「Oracle Database@AWS」は、OCIで稼働するOracle AI DatabaseをAWSのデータセンター内で利用できるようにするサービス。特に、これまでAWS上で利用できなかったOracle Exadata Database Serviceや自律型データベースのOracle Autonomous AI Database、利用ニーズの高いRAC機能が利用可能になるほか、Zero-ETLやCloudWatchなどのAWSサービスともシームレスに連携できるという。また、AWS上で構築した各種アプリケーションと「Oracle Database@AWS」が低遅延で通信可能になる点も大きなメリットである。

 その一方で、「Oracle Database@AWS」を利用する上では、Oracle AI Database、OCI、AWSそれぞれの知識が求められる点が障壁となることが懸念されているとのこと。

 そこでアシストは、今回、AWSとOCI双方のノウハウを積み重ねてきた強みを生かして、利用企業が「Oracle Database@AWS」のメリットを最大限活用できるよう、「Oracle Database@AWS導入支援サービス」を提供する。

 同サービスでは、1)アセスメント、2)構築・移行、3)運用の3つのフェーズで支援を行う。

 1)では、現状調査、ライセンスを含めたコスト試算や性能要件の整理をし、Oracle AI Databaseの移行先として最適なクラウドサービスを選定する。続く2)では、実際の構築・移行作業にあたって、Oracle AI DatabaseとAWS両方の技術者が必要なテストや設計作業を支援する。

 また3)では、一本化されたサポート窓口やAWSの運用代行を提供するほか、性能診断やパッチ適用などを通じてシステムの安定運用を支援するとしている。

 なお、Oracle Database@AWSは、12月12日現在、米国東部(バージニア北部)と米国西部(オレゴン)の両リージョンで一般提供されているとのこと。

 今後もアシストでは、現在提供している「AWS環境構築サービス」「アシストAWS請求代行サービス」などのAWS支援メニューとあわせて、AWS利活用の検討から、環境構築・移行、運用・活用まで、トータルで顧客企業を支援するとしている。