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チェッカーサポート、人事給与システムの稼働基盤としてOracle Cloudを採用

 日本オラクル株式会社は18日、株式会社チェッカーサポートが、人事給与情報管理、勤怠管理を行っているシステムの稼働基盤として、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)を全面採用したと発表した。

 レジ業務派遣・委託をはじめとした人材派遣業務を行うチェッカーサポートでは、従来、人材アウトソーシングに従事する従業員(約180名)が利用する委託・派遣スタッフの人事給与管理・勤怠管理業務を、オンプレミス版の国産人事給与パッケージで行ってきた。

 しかし、5年ごとに予定されているハードウェア改修のコストと手間を削減するとともに、管理対象人数の増減に柔軟に対応する柔軟性、事業継続のための可用性を実現するため、クラウドへの移行を決定。複数のパブリッククラウドを比較した結果、コスト、安定運用のための性能、サポートといった点を評価し、OCIの採用を決めたという。

 チェッカーサポートでは、2019年9月にシステムのOCIへの移行を開始し、同年11月から稼働を開始した。これにより、稼働環境の性能が向上し、管理対象である約7000名の給与計算処理時間を約75%短縮したほか、管理対象人数の増加によってトランザクションが増えた場合でも、柔軟に対応に対応可能になったとした。

 また、チェッカーサポートがクラウド移行に伴う費用面での試算を行った結果、他社クラウドと比べて、約50%の月額費用で利用可能になったとのことだ。

 同社は、今回のOCI採用について、システムの運用とデータの保全性が確実に行えたことを評価しており、今後は他システムでもOracle Cloudの導入を検討、推進する予定としている。