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Skyのクライアント運用管理ソフト「SKYSEA Client View 15.2」、不要なデータ持ち出しを抑止する新機能を搭載

 Sky株式会社は25日、クライアント運用管理ソフトウェア「SKYSEA Client View」の新版として、「同 Ver.15.2」をリリースしたと発表した。

 SKYSEA Client Viewは、資産管理・ログ管理・セキュリティ管理といった情報漏えい対策、IT運用管理を支援するクライアント運用管理ソフトウェア。各メーカーのセキュリティ製品と連携することで、各種対策をさらに強化できる連携ソリューションも提供しているという。

 今回の新版では、情報漏えいリスクを伴う不要なデータ持ち出しを抑止する各種機能を搭載した。具体的には、ネットワークセグメントごとにUSBデバイスやメディアの使用を制限可能。例えば、日々の業務で利用するセグメントではUSBデバイスの使用を許可し、個人情報など重要なデータを扱う別セグメントでは使用を禁止することにより、利便性を落とさずにセキュリティを高められるとしている。また、社外からVPN接続した際の社内データの書き込みも禁止できるとのこと。

 さらに、圧縮ファイルの生成を検知するアラート機能を強化した。圧縮ファイルの生成自体を禁止できるようにし、情報漏えいにつながりかねないデータの不要な持ち出しや、組織内のファイルを圧縮して外部へ送信するマルウェアのデータ窃取を抑止する。

 このほか、残業の申請・承認状況を一覧で確認できる「残業管理」機能を改善し、これまで7日だった残業・申請状況のデータ保存期間を最大で366日まで設定可能にしている。

 加えて、自動で取得できないPCの資産情報の収集を支援する「アンケート」機能も強化された。設問を自由にカスタマイズして、資産情報の収集以外の目的でも活用できるようにしている。回答結果はCSV形式のファイルにエクスポート可能で、集計してデータ分析に活用できるとのことだ。