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Sky、クライアント運用管理ソフト「SKYSEA Client View Ver.14」を発売

更新プログラム配布機能の改善やデータ持ち出し時対策の暗号化機能などを追加

 Sky株式会社は18日、クライアント運用管理ソフトウェアの最新版となる「SKYSEA Client View Ver.14」の販売を開始した。最新版では、Windows 10などの更新プログラムを円滑に配布する「ソフトウェア配布」機能の改善や、データ持ち出し時の情報漏えいリスクへの対策となる暗号化機能の搭載などを行った。

 SKYSEA Client Viewは、資産管理・ログ管理・セキュリティ管理といった、情報漏えい対策やIT運用管理を支援する機能を搭載するクライアント運用管理ソフトウェア。各メーカーのセキュリティ製品と連携することで、各種対策をさらに強化できる連携ソリューションも提供している。

 最新版となるSKYSEA Client View Ver.14では、管理機から各部署のクライアントPCにソフトウェアを一斉配布できる「ソフトウェア配布」機能について、PCの台数が多い組織でも更新プログラムなどを円滑に配布できるよう改善。配布時のネットワークの帯域幅や、同時に配布できる台数を制限できるようになり、通信負荷を軽減できる。

 また、Windows 10の更新プログラムの取得から、指定したPCへの適用までを、SKYSEA Client Viewで一元管理できる機能の搭載を予定。PCを常に最適な状態に保ち、安全に利用できるよう、スムーズな更新作業をサポートする。

 データ持ち出し時の情報漏えいリスクへの対策としては、外付けハードディスクやUSBメモリなどの外付けデバイスを、クライアントPCに接続した際に自動で暗号化/復号できる機能を搭載。暗号化されたデバイスは組織外のPCでは復号できなくなるため、データ持ち出し時の情報漏えい対策の強化に役立てられる。

 また、ファイルを保存すると自動で暗号化が行われる「自動暗号化フォルダ」を作成し、フォルダ内の暗号化ファイル以外は、ウェブ上へのアップロードを禁止できる機能を搭載。ウェブメールなどに添付するファイルの暗号化を強制することで、安全なデータ共有を支援する。

 このほか、「残業時間お知らせメッセージ」で定時退社日など残業申請不可の日を指定できる機能や、「残業時間レポート」で始業前と定時後の時間外労働時間を分けて集計して詳細に表示できる機能、Microsoft Officeのプロダクトキーを資産情報として自動収集する機能などを追加した。