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アライドテレシス、SDNコントローラのデバイス探索機能やネットワーク管理製品連携などを強化

 アライドテレシス株式会社は1日、セキュアエンタープライズSDNコントローラ「AT-SESC(AT-Secure EnterpriseSDN Controller)」「AT-SESC-APL」のソフトウェアをバージョンアップすると発表した。新版「Ver.1.5.0」のダウンロードサービスを10月1日より開始している。

 AT-SESCは、アライドテレシス製のOpenFlow対応ネットワーク装置を一括管理し、ユーザー端末のアクセスを制御・監視・管理するコントローラソフトウェア。一方のAT-SESC-APLは、AT-SESCと同等の機能を提供するアプライアンスサーバー製品である。

 今回、ソフトウェアの新版となるVer.1.5.0ではデバイス探索機能が強化され、探索時に利用するOpenFlowスイッチからのパケットアウトに、ARP/GARPのいずれかを選択可能になった。これにより、さまざまなIoTデバイスが設置されるスマートビルのネットワーク構築、運用の省力化に貢献できるという。

 また、自社のネットワーク統合管理機能である「AMF(Allied Telesis Management Framework)」との連携を強化した。

 具体的には、AMF導入済みユーザーの場合、既存のAMFネットワークにSES(Secure Enterprise SDN)セキュリティアプリケーション連携機能を適用する「AMFアプリケーションプロキシ」において、そのアクション結果を、OpenFlow制御対象と同様にSESC GUI画面、メールにより管理者へ通知できるようにしている。

 この強化によって、管理者は脅威発見後、管理プロトコルがAMF、OpenFlowのいずれであっても、次に取るべきアクションを迅速に決定可能になったとのこと。

 さらに今回は、AMFアプリケーションプロキシで連携するAMFマスターを最大4つまで連携可能とし、マルチマスター環境での利用をしやすくしている。