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アライドテレシス、ネットワーク全体のセキュリティを強化する「AMF-SEC」のコントローラ製品を強化

 アライドテレシス株式会社は26日、AMF-SEC(AT-SecureEnterpriseSDN Controller)コントローラソフトウェア「AT-SESC」、およびアプライアンス「AT-SESC-APL」のソフトウェア新版として、「Ver.1.7.0」をリリースすると発表した。同社Webサイトからのダウンロードサービスを、同日より開始している。

 AMF-SECは、UTMやファイアウォールなどのアプリケーションと、同社独自のネットワーク統合管理ソリューション「AMF(Autonomous Management Framework)」を連携し、利用者端末のアクセス制御・監視・管理を行うことにより、ネットワーク全体のセキュリティーを強化するためのソリューション。「AT-SESC」は、AMF-SECの管理機能を提供する製品で、そのアプライアンス版として「AT-SESC-APL」も提供されている。

 今回の新版では、ネットワークに接続されている機器を検出し、ネットワーク接続を許可するホワイトリストを作成できる「ホワイトリスト学習モード」の機能が拡張された。従来は、OpenFlow機能利用時に限られていたが、新版では、AMFアプリケーションプロキシを経由したAMFメンバーからも情報収集が可能になっている。

 また、AMFアプリケーションプロキシを経由した管理通信の暗号化をサポート。これにより、万一、管理通信を盗聴された場合でも、制御内容を秘匿できるという。

 さらに、ログレポート機能の強化により、Web GUI上で過去のアクション履歴などを簡単に抽出できるようにした。CSV形式でのエクスポートも可能なため、簡易レポートとしても利用可能とのこと。

 このほか今回は、スイッチ製品や無線LANアクセスポイントに接続されている端末を、IPアドレスの一覧で表示可能にした。これにより、接続している端末をリアルタイムで把握できる。