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独SAP、「SAP ERP」の保守サポートを2027年末まで延長 オプションの延長保守も2030年末まで提供

 独SAPは4日(現地時間)、SAP S/4HANAの保守サービスに対する、2040年末までのコミットメントを発表した。また同時に、「SAP Business Suite 7」のコアアプリケーション、つまりSAP ERP 6.0を含む製品のメインストリームメンテナンスを2027年末まで、それに続くオプションの延長保守サービスを2030年末まで提供することも発表されている。

 SAP Business Suite 7のコアアプリケーションには、SAP ERP 6.0以外に、SAP Customer Relationship Management 7.0、SAP Supply Chain Management 7.0、SAP Supplier Relationship Management 7.0と、SAP Business Suite powered by SAP HANAが含まれる。

 これらのアプリケーションの保守サポートは2025年末に終了するとされていたが、今回の発表により2年間延長され、2027年末までとなった。なお契約上の変更はなく、追加料金も発生しないという。

 またメインストリームメンテナンスの終了後、現行の保守基準料金に2%の追加料金を支払うことで、2030年末まで、最長で3年間の延長保守サービスを受けられるとした。

 一方で、延長保守サービスレベルのサポート利用を2027年末までに決定せず、SAP Business Suite 7ソフトウェアシステムの使用継続を選択した場合は、カスタマー・スペシフィック・メンテナンス・モデルに自動的に移行することになる。