ニュース

TIS、SAP ERP 6.0からSAP S/4HANAへの移行を支援する「のりかえサービス」

 TIS株式会社は1日、SAP ERP 6.0からSAP S/4HANAへの移行を支援する「SAP S/4HANAのりかえサービス」を提供開始すると発表した。なお、同サービスはSAPのパートナー・パッケージ・ソリューションとして承認されているという。

 「SAP S/4HANAのりかえサービス」は、TISが多くの企業へのSAP ERPの導入、バージョンアップを支援してきたノウハウを生かして、SAP ERP 6.0からSAP S/4HANAへの移行を支援するサービス。ベストプラクティスをもとに、「Check」「Assess」「Go」の3ステップで、顧客企業のERPバージョンアップを支援するという。

 「Check」は、SAP S/4HANAへの移行の可否判定と規模感の把握を行うステップで、Maintenance PlannerとSI-Checkを実施し、移行可否を迅速に判定する。また、Readiness Checkにより、SAP HANAのサイジング、影響調査が必要な開発パッケージやノートの本数を確認するとした。

 次の「Assess」では、SAP S/4HANAへの移行に必要な費用を見積もるとともに、Custom Code分析機能によりアドオンへの影響を分析し、対応方針を策定する。この中では、現行トランザクションのSAP S/4HANAでの利用可否を調査し、廃止される機能への対応方針策定も行うとのこと。

 最後の「Go」は、SAP S/4HANAへの移行作業を実際に行う段階となり、アドオンの改修とパフォーマンス改善、Fiori環境の構築、SAP S/4HANAでの新機能の活用なども含めて、移行実施プロジェクトを全面的にサポートするとした。

 TISでは、S/4 HANAへの移行を検討する企業、SAP ERP 6.0を利用中の企業に向けてサービスを展開し、2025年末までに50社での採用を目指す。