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KnowBe4がSAYA Universityのトレーニングコンテンツを提供 日本特有の商習慣などに起因するハッキングの手口を学習可能

 米KnowBe4は18日、自社サービスのトレーニングコンテンツプロバイダーとしてSAYA Universityを追加すると発表した。

 KnowBe4は、トレーニングコンテンツプロバイダーとのパートナーシップを通して、進化し続けるソーシャルエンジニアリング攻撃の最新情報をトレーニングモジュールとして提供しており、同社のライブラリであるModStoreには、多数のコンテンツ、ドキュメント、テンプレートなどが収録されているとのこと。

 今回は、米KV Equity Partnersが設立し、日本企業向けのセキュリティ意識向上トレーニングを動画で提供することに特化したSAYA Universityと協業することにより、SAYA UniversityがKnowBe4のトレーニングコンテンツプロバイダーに追加された。これにより、日本特有の商習慣・制度や国民性に起因するハッキングの手口を学習できる同社のトレーニングコンテンツが利用可能となる。

 今回はその第1弾として、「日本年金機構の情報漏えいとその対策」トレーニングがKnowbe4のModStoreよりリリースされた。また今後数カ月以内に、「SNSとスピアフィッシング」「テレワークと水飲み場攻撃」「コロナウイルスワクチンのハッキング」「ビジネスEメール詐欺にご用心」「USBドロップ攻撃とランサムウェア」といった一連のコンテンツをModStoreに追加する予定とのことだ。

 なお、KnowBe4 Japan合同会社の日本代表マネージングディレクターである根岸正人氏は、SAYA Universityのコンテンツについて、「同社の豊富なコンテンツの多くは、実例を参考に作られています。実例を使うことで、その手口と対処法を効率的に学ぶことが可能となります。また、日本特有の商習慣や制度、さらには国民性に起因するハッキングの手口を学ぶことを可能にしている」とコメントしている。