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住友電工情報システムのWebアプリ開発基盤「楽々Framework3 Ver.2.8」、クラウド上での開発環境・本番環境の構築に対応

 住友電工情報システム株式会社は、部品組み立て型のWebアプリケーション開発基盤「楽々Framework3」の新版として、クラウド環境に対応した「同 Ver.2.8」を12月18日より販売開始する。

 楽々Framework3は、用意された部品群を組み合わせることにより、ノンプログラミングでWebアプリケーションを開発できるソフトウェア。アジャイル開発手法に適用すれば、超高速アジャイル開発を実現でき、誰でも簡単に保守性の高いWebアプリケーションの開発/運用を行えるという。

 今回の新版では、クラウドサービス環境での開発環境構築、本番運用、ログイン認証に対応した。

 具体的には、Amazon Web Service(AWS)上の「Elastic Beanstalk」およびMicrosoft Azure上の「App Service」をサポートし、自社に開発サーバーを導入することなく、さまざまな場所に分散した開発者が共同で開発できる環境を容易に構築可能となった

 また、これらのクラウドサービスが実現しているオートスケーリング機能に適したモジュール(WARファイル)の生成機能を新たに搭載。作成したアプリケーションはオートスケーリング機能により負荷変動に応じて安定的に稼働するため、運用者の負担が軽減されるという。

 さらに、Amazon Aurora、Amazon RDS、Azure SQL Database、Azure Database for PostgreSQL、Azure Database for MySQLといったクラウド上のデータベースサービスに対応したほか、クラウドサービス上の認証方式の1つであるAmazon Cognitoもサポートした。Cognitoが提供している機能を利用することで、Amazon上のアカウントだけでなく、FacebookやGoogle上のアカウントなどでも楽々Framework3へのログイン認証を行えるようになった。