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構成管理機能を強化したWebアプリ開発基盤「楽々Framework3 Ver.2.4」

 住友電工情報システム株式会社は2月28日、Webアプリケーション開発基盤の新版「楽々Framework3 Ver.2.4」を販売開始すると発表した。。

 楽々Framework3は、ソフトウェア部品を組み立てて効率的に業務システムを構築する「部品組み立て型開発」方式を採用したWebアプリケーション開発基盤。システム設計から保守段階までの広範囲にわたって、品質、生産性の向上とコスト削減を実現するという。

 今回の新版では、楽々Framework3の統合開発環境である「RakStudio」において、構成管理機能を強化した。具体的には、楽々Framework3の動作設定の変更内容を、オープンソースのバージョン管理ツール「Apache Subversion」と連携し、RakStudio上から変更をコミットできるようにしている。また、オープンソースのタスク管理ツール「Redmine」とも連携し、コミットを行う際にどのチケットについての修正であるかを示すメッセージを埋め込めるようになった。

 こうした2つの新機能によって、「どの修正目的(チケット)で」「どこ(対象ファイル)を修正したのか」を関連付けて管理可能。アジャイル開発と親和性の高いチケット駆動開発を、楽々Framework3を使った開発で行えるようになるとした。

 さらに、楽々Framework3とさまざまなプラットフォーム上のシステム間で直接データをやりとりするためのWebサービスを公開できるようにした。ほかのシステムからJava以外の言語で楽々Framework3で構築したシステムのデータを更新することや、データを編集して読み込むといった使い方が可能になる。

 このほか、運用監視機能を強化し、楽々Framework3で動作中のプログラムの運用履歴や、サーバーのリソース情報を定期的に記録して、グラフ表示できるようにしている。