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住友電工情報システム、JavaScriptフレームワークとの連携に対応したWebアプリ開発基盤「楽々Framework3 Ver.2.7」

 住友電工情報システム株式会社は15日、Webアプリケーション開発基盤「楽々Framework3」において、JavaScriptフレームワークとの連携を可能にしたほか、Active Directory(AD)とのシングルサインオン(SSO)機能を強化した新版「同 Ver.2.7」を提供すると発表した。

 楽々Framework3は、部品組み立て型のWebアプリケーション開発ツール。業務にそのまま使用できる部品群を備えており、それらを組み合わせることによってノンプログラミングでWebアプリケーションを開発できるという。

 今回の機能強化では、Angular/React/Vue.jsなどのJavaScriptフレームワークを用いた画面と楽々Framework3を、シームレスに連携できる機能を搭載した。フロントエンドにJavaScriptフレームワークを利用することによって、シングルページアプリケーションにも対応可能になっており、サーバー側の処理は従来通り楽々Framework3で開発して、API経由で簡単に呼び出せる。

 これにより、デザインやUI/UXを重視したユーザーフレンドリーなシステムを素早く開発可能になったため、住友電工情報システムでは、楽々Frameworkのカバーするシステム範囲が従来よりも広くなるとアピールしている。

 また統合Windows認証をサポートしたことにより、ADとのSSO連携が改善された。ADとのSSOを行う場合、従来は端末がInternet Explorer、かつActiveXの導入が必要という条件があったが、統合Windows認証への対応により、ブラウザの制約がなくなるとともにActiveXなしでWindowsとのSSOを実現できるようになった。

 このほか、Excel形式でデータをダウンロードする際に、列幅の上限値を設定できるようになった。これにより、長い文字項目のデータを含むExcelの可読性が向上し、列幅をいちいち編集する手間を大きく軽減できるとしている。