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SCSK、セキュリティ強化などを行ったERPパッケージ「ProActive E2」新版

 SCSK株式会社は30日、同社開発のERPパッケージ「ProActive E2」の機能強化を実施した最新版の提供を開始した。

 ProActive E2は、販売・購買在庫管理、資産管理、人事・給与・勤怠・人材マネジメントなど、全16の業務システムで構成されるERPパッケージ。

 これまで、マイナンバーへのアクセス制限を強化したいというニーズに応え、接続できる端末を物理的に制限する「クライアント認証機能」をオプション機能として提供してきたが、今回の最新版では、重要情報についてさらなるセキュリティ強化を実現する「暗号化API」と「秘密情報鍵管理機能」を追加した。

 暗号化APIは、暗号化・復号処理を簡易に実現できるAPIで、標準機能では重要情報であるマイナンバーの個人番号管理に利用しているが、秘匿性の高い情報を管理するためのカスタマイズ・アドオン機能などにも利用できる。また、秘密情報鍵管理機能として、秘密情報の暗号化・復号処理に必要となる暗号鍵(秘密情報鍵)を管理する機能を新たに提供する。

 このほか、顧客ニーズに応える機能強化として、消費税区分明細情報の表計算ソフト出力機能や、預り源泉情報の取り扱いを可能とする自由レポート機能の拡張、給与システムの給与計算・退職金計算機能、販売管理システムの外部データ取込機能の拡張などを実現した。

 SCSKでは、販売開始から1年間で300社への提供を目指す。