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セキュアヴェイル、次世代のマネージドセキュリティプラットフォーム「NetStare Suite」のトライアル提供を開始

 株式会社セキュアヴェイルは19日、同社が次世代のシステム監視・セキュリティ運用基盤と位置付けるマネージドセキュリティプラットフォーム「NetStare Suite」の一部機能を公開し、無償トライアルの提供を開始した。

 NetStare Suiteは、一般的な統合運用管理ツールが持つ機能に加え、複数のログソースの相関分析や、複合条件によるアラート発報を可能とする高度なレポート・アラート機能、膨大なログデータ(ビッグデータ)の分析から導かれる脅威トレンド情報やブラックリストの作成機能を提供する、次世代のマネージドセキュリティプラットフォーム。

 無償トライアルでは、セキュリティ運用ソフトウェア「LogStare Collector」と連携し、LogStare Collectorに蓄積された監視データ・ログデータを、NetStare Suiteの高度なレポート・アラート機能で分析できる、90日間の体験版ライセンスを提供する。

 顧客環境で稼働しているLogStare Collectorに体験版ライセンスを適用することで、LogStare Collectorが保有する監視データ・ログデータがNetStare Suiteトライアルサイトへバックグラウンドでアップロードされ、自動的にレポート・アラートが出力される。ログデータは過去30日分をアップロードできる。

 無償トライアルで提供されるレポート機能では、顧客環境のLogStare Collectorに登録されたUTM機器や、ウェブプロキシーのアクセスログを初めとしたサーバーのログ分析が可能。たとえば、勤務時間中に頻繁にSNSやショッピングサイトにアクセスしているユーザーを抽出するといった分析が行える。

 アラート機能では、セキュアヴェイルのエンジニアが、セキュリティリスクの高い行動に伴う通信の傾向をテンプレート化し、リスクを検知した場合にアラート通知する。標的型攻撃によるマルウェア感染の発見など、出口対策として活用できる。

 セキュアヴェイルでは、今後も高度なデータ分析機能やビッグデータ、SOC(Security Operation Center)で培ったノウハウを活用して、NetStare Suiteの製品開発を継続し、ユーザーにとってより価値のあるサービスをさまざまな提供形態でリリースすることで、従ユーザー層を拡大していくとしている。