ニュース

セキュアヴェイル、SaaS型のログ分析プラットフォーム「LogStare Reporter」を販売

ログの相関分析やビッグデータ分析による性能予測を可能に

 株式会社セキュアヴェイルは5日、子会社である株式会社LogStareが、ログ分析・セキュリティ運用基盤「LogStareシリーズ」において、SaaS型のログ分析プラットフォーム「LogStare Reporter」を開発したと発表した。ログの集計、レポート、相関分析などの機能を提供するサービスで、セキュアヴェイルが販売する。

 LogStare Reporterは、セキュアヴェイルの運用ノウハウと、ログのビッグデータ分析を実現する大量データ分散技術を用いて開発された、SaaS型の純国産ログ分析プラットフォーム。LogStareの設立に伴って2020年8月に同社へと開発を引き継ぎ、今回、新しくセキュアヴェイルより販売することになったという。

 具体的な機能としては、ネットワーク機器、セキュリティアプライアンス、アプリケーションサーバーなど、社内インフラのさまざまなシステムを分析対象とし、複数のログソースを横断した相関分析、複合条件によるセキュリティアラート、ビッグデータ分析から導かれるシステムの性能予測などの機能を提供する。

 クラウドサービスとして提供するため、一般的に高負荷となるビッグデータ分析処理を、ハイスペックなハードウェアを用意することなく手軽に利用できる点がメリット。また、セキュアヴェイルが持つSOCノウハウを反映して開発したログパーサーやレポートテンプレートが標準で提供されるため、専門知識を必要とせず、契約日から高度なログ分析・レポート機能を利用できるとしている。

 価格は年額60万円(税別)から。なお、利用ユーザーの増加に伴う追加費用はないとのことだ。

PaloAlto PAシリーズのSyslogを集計し、攻撃元のIP別に集計したレポート
視対象(ログ収集対象)の機器それぞれのステータスや、アラート発報状況などのサマリーを表示できるポータル