ニュース

アライドテレシスの「AMF-SEC」と日立の資産・配布管理製品が連携、ネットワーク運用の効率化を実現

 アライドテレシス株式会社と株式会社日立製作所(以下、日立)は27日、SDNを用いて、ネットワーク運用管理の効率化と端末状態の一元管理を図るソリューションの提供を開始したと発表した。アライドテレシスのSDN/アプリケーション連携ソリューション「AMF-SEC」(旧称:SES)と、日立製作所の統合システム運用管理「JP1」の資産・配布管理製品である「JP1/IT Desktop Management 2」(以下、JP1/ITDM2)を連携させて実現している。

 日立の「JP1/ITDM2」は、機器の管理やソフトウェア配布、セキュリティ対策など、IT資産管理に欠かせない機能をオールインワンで提供する資産・配布管理製品。

 一方、アライドテレシスのAMF-SECは、エッジスイッチによるセキュリティ強化ソリューションとして開発されたもので、アプリケーションと連携・連動するネットワークによって、ユーザートラフィックの動的制御機能なども提供しており、セキュリティの強化と、ネットワークの運用にかかるコストの削減、運用負荷の低減を実現しているという。

 今回はこの両者が連携し、ネットワーク運用の効率化を図るソリューションを提供する。具体的には、JP1/ITDM2管理下にある、MACアドレス情報、端末情報、利用者情報、部署・場所情報、IT資産管理情報などをもとに、ネットワークのアクセス認証情報を設定できるようにした。

 これにより、JP1/ITDM2管理下にある情報端末のみ、業務ネットワークを利用可能にすることができるため、未許可端末による不正接続を排除できるとしている。

 また、部署や場所移動が生じた場合は、JP1/ITDM2上での情報更新を行うだけで仮想ネ
ットワークの変更を容易に行えるので、運用効率の向上も見込めるとのこと。