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アライドテレシスの「AMF-SEC」がパロアルトの「Traps」と連携 標的型攻撃感染端末の通信をエッジで遮断可能に

 アライドテレシス株式会社は、自社のSDN/アプリケーション連携ソリューション「AMF-SEC」(旧称:SES)と、パロアルトネットワークス株式会社(以下、パロアルト)のエンドポイントセキュリティ製品「Traps」の最新版を連携させ、さらなるセキュリティ強化ソリューションの提供に向け、開発検証を行うと発表した。Traps 5.0以降、およびアライドテレシスのコントローラ製品「AT-SESC Ver. 1.5.1」以降で利用できる。

 Trapsは、エンドポイントへのサイバー攻撃に対処するためのソリューション。脅威の検出・対応のためにエンドポイントのデータ収集を行っており、攻撃に共通する手法や挙動を識別することで、未知および既知のマルウェア、エクスプロイト、ランサムウェア、ファイルレス攻撃などをブロックできるという。

 一方のAMF-SECは、エッジスイッチによるセキュリティ強化ソリューションとして開発されたもので、アプリケーションと連携・連動するネットワークによって、ユーザートラフィックの動的制御機能を提供。セキュリティの強化と、ネットワークの運用にかかるコストの削減、運用負荷の低減を実現するとしている。

 今回の連携では、Trapsにより検出した標的型攻撃感染端末の通信を、エッジスイッチで遮断・隔離し、被害の拡散防止をするセキュリティ強化ソリューションを提供する。

 さらにAMF-SECでは、Trapsだけではなく、パロアルトのクラウドベースのマルウェア防御ソリューション「WildFire」、セキュリティプラットフォーム「Cortex」とも連携し、ネットワークセキュリティやクラウドセキュリティをもとにエンドポイントへの攻撃を阻止できるようになるとのこと。