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アライドテレシスとSkyが連携ソリューション強化、不正操作端末を隔離し被害の拡散防止を図る

 アライドテレシス株式会社とSky株式会社は27日、アライドテレシスのSDN/アプリケーション連携ソリューション「Secure Enterprise SDN(SES)」と、Skyのクライアント運用管理ソフトウェア「SKYSEA Client View」との連携ソリューションを強化すると発表した。

 SKYSEA Client Viewは、ログ管理、セキュリティ管理、デバイス管理などの機能を統合して提供するソフトウェアで、クライアントPCをはじめ、オフィスのネットワークに接続されたIT機器の一元管理を行うことができる。また「SKYSEA Client View Ver.13」からは、資産情報、アプリケーション動作、ファイル操作、デバイス操作、ネットワークアクセスや印刷など、各種セキュリティ管理上のアラートをSyslogとして通知できるように機能が拡張された。

 一方のSESは、SDN/OpenFlow技術を用いて企業向けアプリケーションとネットワークを連携・連動させることにより、ネットワーク運用管理にかかる工数・コストの削減、およびセキュリティの強化を実現するソリューション。

 両社ではこれまで、SESとSKYSEA Client Viewを連携させ、SDN技術によってネットワーク運用・管理の効率化を図るソリューションを提供してきたが、今回はSKYSEA Client View Ver.13で拡張されたSyslog送信機能とのシステム連携により、内部犯行やマルウェアによる不正操作端末・不正動作端末をエッジスイッチで遮断・隔離し、被害の拡散防止を行えるように機能を強化している。

 なお今回の連携ソリューションは、アライドテレシス独自の統合管理機能「AMF(Allied Telesis Management Framework)」との連携により、AMFメンバー(AMFで管理される側)スイッチでも動作するとのこと。

 連携ソリューションの利用には、SKYSEA Client View Ver. 13.1 ITセキュリティ対策強化機能、アライドテレシスのOpenFlow/SDNコントローラ「AT-Secure EnterpriseSDN Controller(AT-SESC) Ver. 1.4.3」以降が必要になる。