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ハンモックのOCRソフトウェア「AnyForm OCR 5.1」、レイアウトに依存しない「キーワードOCR機能」を搭載

 株式会社ハンモックは20日、取引先帳票対応OCRソフトウェア「AnyForm OCR」の新版「同 Ver.5.1」を、同日より販売開始すると発表した。

 AnyForm OCRは、従来のOCRシステムでは対応しにくかった、取引先システムから出力される帳票に対してもOCR処理を行えるソフトウェア。従来型のOCRソフトは、明細行が増減する可変明細帳票に対応できないなどの制限があったが、AnyForm OCRでは独自の画像認識処理によりOCR処理を行えるという。また、OCR項目に対して、予測されるデータが登録できる認識支援辞書機能により、文字の認識精度を向上させているとのこと。

 今回の新版ではさらに、事前登録した検索キーワードを認識し、帳票画像ファイルの中から必要な値を取得する「キーワードOCR機能」を搭載した。従来のOCRの仕組みとは異なりレイアウトに依存しないため、さまざまな帳票に活用できるという。

 加えて、OCR項目ごとに適切なOCRエンジンを使い分けられるようしたことで、文字種に応じた選択を行い、全体の文字認識精度を向上させる、といったことが可能になるとのこと。

 このほか、文字色を基準に罫線部分を自動で除去する「罫線除去機能」も搭載。また、従来は有償オプションだった「AnyForm 帳票自動振分」を標準機能化している。

 価格は、「AnyForm OCR Enterprise」が1システム610万円から、「AnyForm OCR Desktop」が1システム200万円。出荷開始は10月1日を予定している。