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Dropbox、日本国内へのファイル保管を可能に 企業向けサービス「Dropbox Business」が対象

 Dropbox Japan株式会社は20日、日本において国内ホスティング環境の運用を開始すると発表した。企業向けサービス「Dropbox Business」のユーザーは、希望に応じて、Dropbox内のファイルを日本国内に保管できるようになるという。なお、同ホスティング環境はAmazon Web Services(AWS)の東京リージョンにて構築されている。

 企業ユーザーの中には、法規制・ガイドラインや顧客からの要望など、さまざまな理由により、データの保存先を国内に限定したいというニーズがある。こうした声を受けてDropbox Japanでは、2019年3月の記者説明会において、日本国内のAWS環境上にDropboxのローカルホスティング環境を構築することを表明しており、今回の運用開始はこれが実現したものだ。

 Dropbox Japanではこの取り組みについて、「ユーザーの皆さまからいただいた要望をもとに決定し、2019年第1四半期の好調な業績に後押しされて実現した」と説明。「日本における事業の継続的な成長と拡大を重要視していることの裏付けといえる」ともアピールしている。