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NTTレゾナントのクラウド型検証サービス「Remote TestKit」、Android Q搭載端末を提供開始

 NTTレゾナント株式会社は10日、クラウド型検証サービス「Remote TestKit」において、Androidの次期バージョン「Android Q(Android 10)ベータ版」搭載端末を提供開始すると発表した。

 Remote TestKitは、スマートフォンアプリやスマートフォン用Webサイトをクラウド上で検証できる開発者支援サービス。利用者は実機を購入する必要がなく、クラウド上で約700機種以上のスマートフォン/タブレット端末の動作検証を行えるという。

 今回のアップデートで搭載端末が提供されるAndroid Qは、2019年夏以降に配信が予定されているAndroid OSの最新版で、プライバシーの保護に力点が置かれており、例えば、「GPSへのアクセスは『常に許可』『アプリ使用中のみ許可』『許可しない』といったように詳細にアクセス権限を管理できる」「クリップボードの情報をバックグラウンドで読み込めなくなる」などのアップデートが予想されているとのこと。

 このため開発者は、現在提供中または提供予定のアプリやサービスを、プライバシー保護やセキュリティの観点で早めに対応する必要があるが、Remote TestKitを利用すれば、正式リリースに先駆けて、いち早く新OS向けのアプリやサービスを検証可能になるとアピールしている。

 端末はGoogle Pixel 3、Google Pixel 3XLの2種類を用意しており、現段階ではAndroid Q Beta 3の端末を提供するとのことだ。