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クラウド型モバイル端末検証サービス「Remote TestKit」、Appiumによる自動テスト機能を拡張

 NTTレゾナント株式会社は18日、クラウド型のモバイル端末検証サービス「Remote TestKit」において、iOSアプリ向けの自動テスト機能を拡張したと発表した。

 Remote TestKitは、NTTレゾナントがクラウド上に用意しているスマートフォン端末などをレンタルし、遠隔での実機検証を行えるサービス。Android、iOSを含めて500機種以上の端末が用意されており、端末を購入することなく、これらの端末でモバイルアプリやWebサイトなどの検証を行えるという。

 このRemote TestKitでは、機能の1つとして、モバイルアプリやWebサイトのテスト自動化ツール「Appium(アピウム)」を使った自動テストクラウドが提供されてきたが、従来はAndroidアプリ向けの対応にとどまっていた。

 今回はこれが拡張され、iOSアプリの自動テストに対応。より幅広い環境で自動テストを実施できるようになった。同機能はiOS 10以上で利用できる。

 あわせて今回は、サポートしているAppiumのバージョンが拡張され、すでに対応している最新バージョンの1.8に加えて、現状で多くのAppium利用者が使っているバージョン1.7.2を利用可能にした。これにより、バージョン1.7系用に作成したテストスクリプトを変更することなく、Appium自動テストクラウドを利用できるとのこと。