TIS、UiPathのロボット管理サーバーをクラウドで提供する「RPA管理統制基盤サービス」　独自ダッシュボードも用意

　TIS株式会社は6日、UiPath株式会社が提供しているRPAソフトウェア「UiPath」のロボット管理サーバー「UiPath Orchestrator」に、独自ダッシュボードを加えてクラウド型で提供する「RPA管理統制基盤サービス」を発表した。

　「RPA管理統制基盤サービス」は、UiPathのロボットの管理、実行指示、タスク実行履歴、稼働率やエラー内容の確認ができる管理ツールのUiPath Orchestratorをベースにしたクラウドサービス。UiPath Orchestratorの基本機能をクラウドサービスとして提供するだけではなく、ワークフロー別の実行件数推移、実行時間推移など、実務ですぐに活用できるダッシュボードも利用できる。

　また、管理サーバーの構築作業をテンプレート化しているほか、サーバー運用もTISへのアウトソースで一元管理可能。これにより、管理サーバーの構築・運用の手間を省くことが可能で、ロボットの正常稼働の把握、エラー発生の検知といった、IT部門のシステム運用における管理負担を軽減するという。

　価格は、1環境あたり月額30万円（税別）で、UiPath Orchestratorのライセンス費用、ダッシュボードのライセンス費用は別途見積もり。また、12カ月以上の契約が前提となる。

　TISは、RPAを用いて業務の効率化・高度化に寄与するサービス群「ACTIONARISE Digital Workforce」の1メニューとして「RPA管理統制基盤サービス」を位置付け、2020年までに20社の導入を目指すとしている。