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TIS、SaaS型RPA「BizteX cobit」の取り扱いを開始 RPAの適用範囲拡大を図る

 TIS株式会社は13日、BizteX株式会社のクラウド型RPA(Robotic Process Automation)「BizteX cobit」の販売代理店契約を締結したと発表した。

 BizteX cobitは、従来型RPAのようにPCやサーバーへインストールしなくとも、インターネットに接続できるPCがあればすぐにRPAを利用できるサービス。SaaS型で提供されるため、初期費用を抑えた導入が可能なほか、機能改善や新機能をリアルタイムで利用できるという。

 また、Webブラウザを用いて、やりたいことを組み合わせていくだけでロボットを簡単に作れる仕組みにより、ITの専門知識がない現場の業務担当者でもロボット作成を行える点も特徴とした。

 利用アカウントの発行数、作成できるロボットの台数はともに無制限で、従来型のRPAでは自動化の対象として優先度が下げられていた競合情報の収集や、企画書作成のための資料集めなど、個人業務にも気軽に適用できるとしている。

 なおTISでは今回の販売代理店契約に伴い、「TIS RPAソリューション」の1ラインアップとしてBizteX cobitを提供していくとのこと。RPAの導入検討をしたが、費用面や体制などを理由に採用を見送っていた企業や、RPAを導入済みの場合でも、個人業務へ自動化範囲を広げていきたい企業などを主な対象として展開し、3年で150社への導入を目指すとしている。

 料金は、稼働ステップ数による利用量に応じて課金されるため、業務の削減効果と結びついた費用対効果が確認しやすい体系になっているという。例えば、稼働ステップ数が10万ステップのライトプランでは、初期費用が30万円(税別)、月額料金が10万円(税別)となっている。