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アラクサラの「端末トレーサビリティソリューション」、無線LAN環境への対応を強化

有線LAN・無線LANの混在環境で、それぞれの端末位置情報を一元的に管理

 アラクサラネットワークス株式会社(以下、アラクサラ)は、ネットワーク内の端末情報を可視化し、一元管理できる「端末トレーサビリティソリューション」を強化し、有線LAN・無線LANが混在するネットワーク環境において、それぞれの端末位置情報を一元的に管理可能にすると発表した。

 端末トレーサビリティソリューションは、必要な情報をシステムが自動収集して、端末をリアルタイムに特定・可視化するソリューション。端末がどの装置のどのポート、どのVLANにいつから接続されているかを把握できるのみならず、端末の資産番号、ユーザー情報などの付加情報も一元的に確認可能にしている。

 しかし従来のソリューションでは、無線LANが混在した場合において、端末の接続位置を正確に把握できないことがあったという。そこでアラクサラは今回、無線LAN環境への対応強化を行い、有線LANと無線LANが混在したネットワークにおいても、有線LAN端末と無線LAN端末それぞれの正確な位置情報の一元管理を可能にした。

 具体的には、無線LANコントローラが持つ無線LAN端末の情報と、無線LANアクセスポイントの情報を収集し、コアスイッチ、エッジスイッチの情報と組み合わせることで、無線LAN端末の正確な接続位置情報を可視化する。

 これを実現するためにアラクサラは、端末トレーサビリティソリューションの構成製品である「AX-Security-Controller(AX-SC)」に、無線LANコントローラの管理機能を新たに実装しており、7月から対応製品を出荷開始する予定。価格は40万円(税別)から。

 管理する無線LANコントローラとしては、Cisco Systems、Hewlett Packard Enterprise(Aruba)などの複数製品をサポートする予定で、マルチベンダー環境での有線・無線LANのネットワークシステムであっても適用可能になるとしている。

 なおアラクサラでは、6月12日から幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2019」のアラクサラブースにて、端末トレーサビリティソリューションのデモを行う予定だ。