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アラクサラ、セキュリティ製品と連携可能なレイヤ2スイッチ「AX2100SSシリーズ」

 アラクサラネットワークス株式会社は6日、サイバー攻撃自動防御ソリューションに対応したレイヤ2スイッチ「AX2100SSシリーズ」を発表した。第1弾として、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×24ポートを備えた2製品をラインアップしている。

 アラクサラでは、各種セキュリティ製品とネットワークスイッチが連携することにより、サイバー攻撃の検出率を高めるとともに、攻撃された端末をネットワークから遮断するサイバー攻撃自動防御ソリューションを提供している。

 今回提供されるAX2100SSシリーズは、フロアスイッチとして利用可能な小型スイッチで、フロアスイッチとセキュリティ製品が連携することによって、より広い範囲のネットワークを監視できるようになるため、サイバー攻撃の検知率向上に有効という。

 いずれも、パケットをコピーしてセキュリティ製品に転送する「リモートミラー機能」、スイッチ製品の制御を行うソフトウェア「AX-Security-Controller」の制御を受け、指定されたフローを遮断する機能、遮断された端末のWebブラウザに警告を表示する機能などを搭載する。

 また、システムの更新サイクルを十分にカバーできる購入後8年間の無償保証がバンドルされたほか、有償オプションとして、最長10年間の長期サポートも利用できるとのこと。

 今回は、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×24ポート、SFP×4スロットを備えた「AX2130SS-24T」「AX2130SS-24P」が第1弾として提供される。AX2130SS-24Pは1ポートあたり最大30WまでのPoE+給電に対応し、スイッチ全体では360Wまでの給電が可能。AX2130SS-24Tは給電機能を持たない代わりに、ファンレス構造になっている。

 ネットワーク機能としては、VLAN、スパニングツリー、マルチキャスト機能(IGMPv1/v2 Snooping、MLDv1/v2 Snooping)、L2ループ検知、リンクアグリゲーション、QoSなどに対応。ネットワーク認証(IEEE 802.1x認証、MAC認証)やマルチステップ認証、フィルタリング機能(L2/IPv4/L4)なども備えている。

 価格は、AX2130SS-24Tが14万5000円(税別)、AX2130SS-24Pが24万8000円(税別)。7月の出荷開始を予定する。なおアラクサラでは、6月7日~9日に幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2017」の同社ブースにて、製品のデモを行うとのこと。

AX2130SS-24T