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アラクサラ、安全性と信頼性を高めたレイヤ2スイッチの最上位シリーズ「AX2630S」
2022年3月15日 13:47
アラクサラネットワークス株式会社(以下、アラクサラ)は15日、レイヤ2スイッチの最上位シリーズ「AX2630Sシリーズ」4機種を3月16日より販売開始すると発表した。価格は46万円(税別)からで、出荷は4月末より開始する予定。
AX2630Sシリーズは、同社のレイヤ2のラインアップで最上位に位置付けられるスイッチ。ユーザー/端末認証を用いたLANへの接続可否、接続後のVLANを分けるなどのきめ細かなアクセス制御(レイヤ2認証機能)や、サイバー攻撃自動防御ソリューション「AX-Security-Controller」と連携し、セキュリティアプライアンスで検出されたマルウェア感染端末をLANから切り離すマイクロセグメンテーションに対応しており、オンプレミスでのゼロトラストセキュリティを実現できるという。
また、既存の「AX2340S」スイッチと同様、サプライチェーンあるいは製品導入後に装置が改ざんされていないことを起動のたびに確認する「セキュアブート」機能を搭載する。さらに、装置を運用中の通信状況を常に可視化して、異常な通信発生をいち早く検知する可視化・異常検知ソリューションと連携させれば、サプライチェーン全体を通じて装置の安全性を確認できるとのこと。
このほか、「AX2530Sシリーズ」スイッチで実績のあるスタック構成、10Gリングなどの冗長化機能や、レイヤ2スイッチとしては初めて採用した内蔵電源の二重化などにより、ネットワークの高信頼化を図れるとしている。
また今回は、AX2630Sシリーズに加え、レイヤ2スイッチ「AX2340Sシリーズ」の新モデルとして「AX2340S-16P8MP2X」をラインアップに追加する。同製品は60Wの給電が可能なPoE++に対応し、多様なPoE端末を収容できるほか、Wi-Fi 6対応製品などの高速無線LANアクセスポイントのアップリンク接続を、既存のカテゴリ5eケーブルのまま2.5Gbpsに拡張できるマルチギガビット(mGig:Multi Gigabit Ethernet)に対応。配線交換をすることなく性能向上を実現できるとしている。
またAX2630Sシリーズと同様、セキュアブートなどのサプライチェーンセキュリティやゼロトラストにも対応しているとのことだ。