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アラクサラ、屋外設置向けの高耐久型やWi-Fi 6対応型などアクセスポイント3製品を発表

 アラクサラネットワークス株式会社(以下、アラクサラ)は8日、無線LAN製品「AXprimo Wシリーズ」のアクセスポイント新モデルとして、Wi-Fi 6規格対応の「EAP101」「EAP102」と、屋外など厳しい使用環境向けのアクセスポイント「ECWO5211-L」を追加すると発表した。

 新モデルのうちEAP101とEAP102は、Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)に対応したアクセスポイント。それぞれ2x2、4x4のMU-MIMOに対応し、5GHzと2.4GHz帯の同時利用により最大1.2G/2.4Gbps(5GHz)、574Mbps(2.4GHz)の高速な無線LAN通信を行えるという。

 また、無線LAN通信を安定化するメッシュWi-Fi機能(OpenMesh)を備えており、有線LANに接続しないアクセスポイントを離れた場所や物陰など、電波の弱いエリアに追加設置すると、接続環境の変化に応じて、ネットワーク構成や接続端末の負荷分散を自動的に調整してくれるとのこと。なお、この際の構成設定もほぼ自動で行ってくれるとした。

 セキュリティ機能としては、堅牢な認証と高強度の暗号化通信が可能なWPA3をサポートするほか、レイヤ2ヘッダ情報に基づくファイアウォール機能も備え、不正なアクセスを排除できるとしている。

 ネットワーク運用管理ソフトウェア「AX-NM」により、AXprimo Wおよびその他のAXシリーズスイッチの状況や構成の表示、設定をGUIで行える管理機能も搭載した。今後は、AXprimo Wのコントローラ機能と運用管理、自動構成などを実現するクラウド管理サービスも提供していく予定だ。

 なお、ほかの無線LAN規格はIEEE 802.11a/b/g/n/acに対応し、アクセスポイント1台あたり最大256台(推奨128台)の同時端末接続が可能。有線LANのインターフェイスはPoE+受電対応の2.5GBASE-T/1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×1ポート、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×2ポートを備える。

 予定価格(税別)は、EAP101が8万円、EAP102が12万円で、それぞれ6月、8月末の出荷開始を予定している。

 一方の「ECWO5211-L」は、屋外設置対応のアクセスポイント。IP68の防水・防塵性能を備えるほか、環境温度-40℃~65℃に対応し、校庭や公園、駐車場、屋外の作業現場、工場、倉庫などでも使用可能という。

 無線LAN規格はIEEE 802.11a/b/g/n/ac(Wave2)をサポートし、5GHz帯で最大867Mbps、2.4GHz帯で最大300Mbpsの同時使用が可能。安定した無線通信バンドステアリング機能、Multicast to Unicast Conversion機能、Airtime Fairness機能など各種無線通信の安定化機能も搭載した。

 有線LANのインターフェイスは1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×2ポートを搭載し、うち1ポートはPoE+受電に対応する。

 予定価格(税別)は25万円で、3月末の出荷開始を予定している。

ECWO5211-L