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アラクサラのネットワーク自動防御ソリューション、パロアルトの次世代ファイアウォールと連携

 アラクサラネットワークス株式会社(以下、アラクサラ)は16日、パロアルトネットワークス株式会社の次世代ファイアウォール製品と、自社のサイバー攻撃自動防御ソリューションと連携させると発表した。

 アラクサラのサイバー攻撃自動防御ソリューションは、ネットワーク内のセキュリティ製品が検出した脅威情報を取り込み、マルウェア感染端末の物理的な位置を特定して、当該端末をネットワークから遮断するもの。今回、次世代ファイアウォールとの連携を実現するため、コントローラ製品の「AX-Security-Controller」(以下、AX-SC)を機能強化した。

 マルウェアに感染した端末は、外部の攻撃者との間で通信を行うことから、次世代ファイアウォールによってその通信を監視。脅威を検知した場合、該当する端末からの通信をブロックするとともに、感染端末のIPアドレスなどをAX-SCへ通知する。

 AX-SCは、通知されるIPアドレスからネットワーク上の感染端末の位置を特定して、その端末が接続されているエッジスイッチへ通信遮断の設定を実施し、以後、感染端末の通信をすべて遮断する。

 これにより、外部への情報漏えいを防止するとともに、感染端末による内部感染の拡大を防止し、被害を最小限に抑えられる点がメリット。さらに、次世代ファイアウォールを外部との接続点1カ所に設置し、集中監視できるため、セキュリティ製品への投資効率と運用性を高められるとしている。

 AX-SCの価格は40万円(税別)から。

アラクサラのネットワーク自動防御ソリューション、パロアルトの次世代ファイアウォールと連携