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ニフクラ、Kubernetesを運用・管理できるマネージドサービスのベータ版を提供

 富士通クラウドテクノロジーズ株式会社は26日、パブリッククラウドサービス「ニフクラ」において、コンテナ管理基盤「Kubernetes」を運用・管理できるマネージドサービス「ニフクラ Hatoba」をベータ提供開始すると発表した。同日より申し込みを受け付ける。なお、正式版の提供は2019年度中を予定しているという。

 「ニフクラ Hatoba」は、Kubernetesを容易に運用・管理できるマネージドサービス。Kubernetesの標準的な操作で、コンテナ化されたアプリケーションを、クラスター上にデプロイすることができる。

 また、冗長化されたマスターを持つクラスターを構築できるため、高可用なKubernetesクラスターの運用を行える点も特徴。クラスターは複数のノードプールを保持するようになっており、master用のノードプールは必ず1つ作成され、worker用のノードプールはクラスター内に1つ以上作成できる。

 なお、クラスターはニフクラのネットワーク上に構築でき、他サービスとの連携も可能。ファイアウォール機能によって、クラスターへのアクセスを、IPアドレス帯を指定して制御することも可能とした。

 今回のベータ版では、こうしたクラスターやノードプールなどの一部機能が提供され、今後、「スナップショット」「コンテナレジストリ」などの機能が順次追加されるとしている。

 ベータ版の利用料金は無料。今後は、ユーザーからの評価をもとにユーザーインターフェイスの改善や機能強化を行い、2019年度中に正式版を提供する予定。