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パブリッククラウドサービス「ニフクラ」、SLAの対象を15サービスへ拡大

 富士通クラウドテクノロジーズ株式会社は1日、VMware基盤のパブリッククラウドサービス「ニフクラ」(旧称:ニフティクラウド)において、サービス品質保証制度(Service Level Agreement:SLA)の対象を拡大すると発表した。従来の7サービスから15サービスへ拡大し、同日より適用を開始している。

 昨今、業務システムでのクラウド利用が拡大しているが、IaaSを中心としたパブリッククラウドサービスを提供しているニフクラでも、基幹系システムでの利用事例が増えているという。そこで今回、より高いサービス品質を求めるユーザーからの要望に応えるため、SLAを拡大するとのこと。

 ニフクラのSLAでは、対象サービスごとに月間稼働率を定め、利用IDごとの月間稼働率が規定値を下回った場合、有償オプションサービス料金を除く当月度分の利用料金の10%相当額を、翌々月以降の利用料金から減額する。

 なお11月1日時点での、SLA対象サービスおよび月間稼働率は以下の通り。

月間稼働率 100%

・DNS/GSLB(広域負荷分散)

月間稼働率 99.99%以上

・サーバー(共有)タイプ:Type-e、Type-h
・ネットワーク転送量(グローバル側通信)
・高速ディスク[A/B]
・標準ディスク
・フラッシュドライブ
・超過ディスク
・フェイルオーバー(DR機能)
・ロードバランサー(L4)
・プライベートアクセス(閉域網集線型接続サービス)

月間稼働率 99.95%以上

・ルーター
・VPNゲートウェイ
・マルチロードバランサー
・RDB

月間稼働率 99.90%以上

・NAS

【参考】
月間稼働率=(月間総稼働時間-累計障害時間)÷月間総稼働時間×100