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SBT、セキュリティ運用監視の海外監視拠点を開設、MSSの英語対応を開始

 ソフトバンク・テクノロジー株式会社(以下、SBT)は22日、海外に進出している国内企業向けに、マネージドセキュリティサービス(MSS)の英語対応を4月に開始すると発表した。

 また、既存の国内監視拠点に加えて、新たに海外監視拠点を開設。グローバル監視センターとして、セキュリティの専門家が24時間365日体制でセキュリティシステムの運用・監視を行い、顧客海外拠点の担当者への電話やメールによるサポートや緊急時における対応を行う。

グローバル監視センターの対応イメージ

 SBTでは、ウェブセキュリティの「Imperva Incapsula」、EDR製品の「Cybereason EDR」「Windows Defender ATP」などに対応するマネージドセキュリティサービスを提供している。同社のセキュリティアナリストが24時間365日、顧客のセキュリティシステムの運用・監視を行い、SBT独自の脅威検知AIを搭載したログ分析プラットフォームに連携するセキュリティ機器の拡充なども行っている。

マネージドセキュリティサービスのメニュー

 SBTでは、国内企業の海外進出が進み、システム運用のアウトソースも加速している昨今、海外拠点におけるシステム運用の課題として、「運用の委託先が日本語対応のみで現地担当者と直接連絡ができない」といった言語の違いによるコミュニケーションギャップや、「本社経由の連絡だと緊急時に迅速な対応が取りづらい」といった時差によるリードタイムの発生が挙げられていると説明。

 特にセキュリティシステムの運用においては、不正アクセスの検知などインシデント発生時には迅速な対応が必要となるため、時差や言語に影響されることなく、24時間365日いつでも現地担当者と直接連絡が可能なグローバル対応を必須とする企業が増えているとして、今回のサービスにより海外拠点での重要アラートの検知やインシデント発生に対し、早期解決に向けた迅速な対応を可能にするとしている。