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日立システムズ、機械学習自動化プラットフォーム「DataRobot」を活用したサービスを提供

 株式会社日立システムズは8日、AIを活用したサービスを強化するため、AIによる予測モデルを自動生成するソフトウェアを提供している米DataRobotとSIコンサルティングパートナー契約を締結したと発表した。契約に基づき、日立システムズではDataRobotの機械学習自動化プラットフォーム「DataRobot」を活用したデータ分析サービスの提供を開始する。

 DataRobotは、データサイエンティストの知見や経験、ベストプラクティスが集約されたエンタープライズ向けの機械学習プラットフォーム。分析対象のデータをアップロードして予測する内容を選択するだけで、数百種類におよぶ機械学習アルゴリズムの中から特にデータとの相性が良いアルゴリズムを自動で選定して表示するなど、予測モデル生成のプロセスを自動化している。これにより、これまで高い専門知識を有するデータサイエンティストが必要であった予測モデルの生成作業を、簡単かつ高精度にできるようになる。

 日立システムズでは、2018年12月から社内でDataRobotを活用し、システム開発プロジェクトを効率的に運営するためのプロジェクトステータス推移や、健康経営戦略の一施策として従業員の健康維持・増進の支援など、複数の予測モデルの検証に取り組んできた。これらの社内での活用ノウハウと、日立システムズが持つさまざまな業種における業務知識を組み合わせ、DataRobotを活用したコンサルティング型サービスやSI型サービスなどのデータ分析サービスを提供する。

 今後は、DataRobotのライセンス販売も可能な販売代理店契約の締結を目指していくほか、日立システムズが保有するMA(Marketing Automation)ツールやBI(Business Intelligence)ツールと連携し、セミナー誘致や販売促進メールを配信する際に確度が高いと思われる顧客を予測するモデルや、顧客のニーズが高いと思われる製品・サービスを予測するモデルなどについて検証を進め、そこで得た知見やノウハウをデータ分析サービスに生かしていくとしている。