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DataRobot、データ分析のAIプラットフォーム「DataRobot AI Cloud」日本版を11月提供開始

 米DataRobotは10月29日、次世代インテリジェントビジネスのために構築されたAI Cloudプラットフォーム「DataRobot AI Cloud」について、日本版の提供を11月から開始すると発表した。

 DataRobot AI Cloudは、あらゆるユーザーを対象とし、データサイエンティスト、IT、ビジネスアナリストのコラボレーションを実現するプラットフォーム。データのソースやタイプを問わず、あらゆるデータを一目で確認できるシングルビューを備え、AIライフサイクルの全体をカバーするエンドツーエンドのプラットフォームとなる。

 あらゆるクラウド、データセンター、エッジでの大規模な展開と運用が可能で、モジュール式で拡張性に優れ、既に導入済みのアプリケーション、インフラストラクチャーおよびIT運用システム上に構築できるとしている。

 本番環境において大規模なAIの管理を実現し、すべての事業部門でAIを活用した意思決定を可能にする新機能が含まれており、そのすべてが単一のプラットフォームで提供される。

 現場の意思決定者がAIを活用できるようにするディシジョンインテリジェンスとしては、AIの一般的な使用事例をもとにあらかじめ構築されたソリューションで、素早い利用を可能にするユースケースソリューションアクセラレータや、ディシジョンインテリジェンスフローを使って予測を自動化・拡張する新機能が含まれる。

 コードを重視するデータサイエンティストのための新ツールとしては、Composable ML、高機能クラウドホスト型ノートブック、コード中心のデータパイプラインを提供。また、AIとモデルの偏りを継続的に監視するMLオペレーター向けモニタリング機能が、AI導入後のモデルパフォーマンスを最適化し、本番環境において公正で偏りのないモデルを確保する。

 DataRobotでは、DataRobot AI Cloudに関連するDataRobotのビジョンやその特徴について、11月19日に開催する「AI Experience Virtual Conference 2021」で紹介を行う。