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NSSOL、AIデータ分析プラットフォーム「DataRobot」の東南アジアでの提供を開始

 新日鉄住金ソリューションズ株式会社(以下、NSSOL)は15日、AIデータ分析プラットフォーム「DataRobot」について東南アジアにおける販売代理店となり、同地域でDataRobotのサービス提供を開始すると発表した。東南アジアにおける地域包括的販売代理店契約の締結は、日本企業としては初めての取り組みになるという。

 シンガポール、タイ、インドネシアのNSSOLグループ子会社3社が、東南アジアにおけるDataRobotビジネス拡大のために、DataRobotと地域包括的な販売代理店契約を締結。契約に基づき、3社はDataRobotの導入コンサル、インプリ、サポート、周辺システムとのインテグレーションサービスを、ASEAN8か国(シンガポール、タイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、ベトナム、カンボジア、ミャンマー)を対象に提供する。

 NSSOLでは、DataRobotとの協業を2016年に開始し、国内導入実績No.1のソリューションパートナーとして、金融、通信、流通・サービスから製造業まで幅広い適用業種に、導入にかかるコンサルティングサービスの質の高さで高い顧客満足を獲得していると説明。こうした実績と今回の包括契約に基づき、東南アジアのNSSOLグループ各社が、幅広い業種へのAI適用を促進する一貫したサービスを開始するとしている。

 また、ASEANはGDP成長率5%を上回る堅調な経済成長が見込まれ、金融から製造業、小売業まで、幅広い業種において、近年、先端的なITの活用が図られていると説明。特に、機械学習やAIをビジネスに取り込むことで競争力を強化する動きが活発で、データの蓄積、分析、活用を一貫してシステム化することで、事業戦略、業務プロセスを高度化するニーズが高まってきているという。

 NSSOLでは、業界トップクラスのAIプラットフォームであるDataRobotと、NSSOLのデータサイエンティストによる質の高いサービスを東南アジアの顧客に展開し、AIによるデジタルトランスフォーメーションを通じて、顧客のビジネスに貢献していくとしている。