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リコー、請求書の業務プロセスをデジタル化するクラウドサービス「RICOH Cloud OCR for 請求書」

 株式会社リコーは28日、請求書の業務プロセスをデジタル化するクラウドソリューション「RICOH Cloud OCR for 請求書」を発表した。1月30日より販売を開始する。

 RICOH Cloud OCR for 請求書では、リコー独自の帳票解析技術と画像処理技術を搭載したAIにより、画像のひずみや社印にかかる文字、白抜き文字などの高精度なOCR変換を実現しており、請求書に記載された請求日、請求元会社名、請求金額などの情報を自動認識して、一括データ化することができる。

 利用にあたってはクラウド上に請求書をアップロードするだけで、請求書を一括データ化可能。従来は必要だった、SEによる事前の帳票定義設定をすることなく、請求書情報のデータ化を行えるため、導入費用を削減できるという。

 また、データ化した請求書情報と入力した仕訳データをCSVファイルに出力し、会計システムと連携することも可能で、従来は請求書の内容を確認しながら手作業で行っていた入力業務の手間や時間を削減できる点もメリットとした。なお仕訳データの入力は、現在、「PCA 会計DX」「OBC 社製 勘定奉行10」「OSK 社製 SMILE V 会計」といった製品で行えるとのこと。

 利用料金(税別)は、枚数に応じた月額従量課金となり、例えば、月額100枚コースで基本料金が1万5000円、101枚目からは1枚あたり150円。月額200枚コースでは、基本料金が2万5000円、201枚目からは1枚あたり125円となる。

 なお、「RICOH IM Cシリーズ」の複合機と連携でき、複合機のパネルに表示された専用の読み取り画面上でスキャンとクラウドへのアップロードを簡単に行えるとしている。